瀬戸・小中一貫校新聞ＮＯ．９

にじの丘学園の建設工事が始ま りました。
くい打ちをする機械が 並んでいます。
東公園にあった物 はすべて解体され、撤去されまし た。
２階建ての基礎工事は、かな り地面を掘り下げての工事のよう です。

しかし、制服が新しいデザ インになったり、
児童・生徒が全 員徒歩通学になったりするなど、
 問題が噴出してきています。

地区協議会で驚く市側から提案が出てきました まずは制服です。
７年生から９年生まで、標準学生服だったものが、新しいデザイの制 服になります。
価格は３万円から５万円で、サイズによって幅あるようです。
今の標準学 生服より少し高くなります。
女子の制服がセーラー服は機能性が良くないので、
気温によ って脱ぎ着の出来るものにするそうです。

体操服つまりジャージについても新たなデザインで考えてい るそうです。
こちらもプロポーザル方式での募集のようです。
デザインから制作まで一手 にお引き受ける業者の選定をするようです。
なお、販売店については現在３件しかないの で、販売出来るお店を開拓するそうです。


〇児童生徒は原則徒歩通学で 路線バス通学は通学定期の補助で

 次に、通学の問題です。

私の住んでいる町内から１年生の児童が５キロ以上のランドセ ルを
しょってすべての通学路を１時間以上かけて歩くことは
かなり厳しいのではないかと 思いました。

市は、「す べての児童・生徒は徒歩が基本です」とのこと。

遠い 道泉連区の陣屋や進陶町などは無理なのではないかと思いました。

通学問題は、この小中一貫 校問題の一丁目一番地です。
路線バスを利用する場合は通学定期の補助をすると言います。
 全額市負担ではないのです。
子どもたちや保護者に負担を強いるこの問題は放置出来ない のではないでしょうか。

〇跡地利用で道泉小・祖母懐小は住宅地に

３つ目は、跡地土地利用の問題です。
まだ構想の段階ですが、道泉小学校と祖母懐小学 校の土地は、住宅地に、
本山中学校の土地は地主に返還する。
深川小は、公共施設の集合 体に、
古瀨戸小は体育館を民間委託の運動施設に、校舎の一部で喫茶店を。
東明小は保育 園の施設等も加えて診療所やショッピングセンターなどにする。

構想ですから今後検討の 余地がありますが、一定市側の姿勢が見えてきました。

〇 開校準備委員会の冒頭で座長が 市教委の提案に苦言を示す

市教委の自称「カリキュラム案」に対して座長さんが、
「いったいこれは誰が作ったの か、何人で考えたのか、何をやりたいのかわからない」といきなり発言しました。

会場は 唖然とし、市教委の力量のなさが露骨に表れている提案でした。
にじの丘学園で一体どん な教育が行われようとしているのか分からない状態です。

 池田市の細郷学園では、３年以上かけてすり合わせをしてきてやっと開校です。
この状態 を考えると、とても１年４ヶ月後に開校出来るとは思えません。

このまま開校させたら、今の学校はなくなり住宅地になります。
新しい学校にも通え ない・通いたくない学校だと思える状況が予想されるならば
校舎が出来てもどの地域 の子どもたちが通うのにふさわしいのか、
再検討はあってもいいかも知れません。

そして、更に心配なのは、瀬 戸市の来年度からの財政状況です。
４０億円以上の借金返済が発生し積み立てはおろか、 赤字財政になる可能性も。
３２０億円かけて増築した陶生病院の返 済、
更ににじの丘学園の借金返済・古瀨戸小学校補助金返済が上乗せされるようである。