2019年2月16日土曜日

2019年度瀬戸市当初予算案




生徒1割「強制的補習 不満」愛高教調査




男女区別なく選べる制服 世田谷区も導入検討

 世田谷区は、区立中学校の標準服(制服)で、スラックスやスカートなどを性別に関係なく自由に選べるよう検討すると明らかにした。性同一性障害など性的少数者に加え、健康面や宗教上の理由などでスカートの着用が難しい生徒にも対応するという。
 19日の区議会予算特別委員会で、上川あや氏の質問に答えた。区教委教育指導課は取材に対し、2019年春をめどに、新入生向けの制服の資料の表記を見直すことをめざし、校長会と相談していくと説明。「誰もが自分らしく生きていく多様性の尊重を教育の中で実現していく。標準服の選択はその一環」としている。

 同課によると、区立中学校で標準服を導入している全29校中、複数の学校が独自の判断で、入学前の資料で女子にもスカートとスラックスの選択肢を示している。一方で男子はスラックス、女子はスカートの絵を明示している学校もあり、「男女の服装が決定事項のように見えてしまっている。本人や保護者の意向を踏まえ、自由に選択できることを示したい」という。

 性別に関わらず選べる制服は、千葉県柏市に来月開校する市立中学校で、男女ともブレザーの上着にスラックスかスカートを選べる制服を導入するなど、学校の判断として各地に広がっている。大阪市性的少数者への配慮から、市内の制服を男女関係なく選べるよう検討する方針を示している。(吉野太一郎)
朝日新聞より


「リボンの我慢」なくていい 性差で悩まない制服、デザイナーの思い




 男子も女子も、スカートとスラックスの好きな方を選べます……。この春開校する千葉県の公立中学校が性別にこだわらない制服を採用しました。小中高とスカート一択の制服生活だった記者にはとても新鮮な話題。取材をすると、多様な背景を持つ人々が気持ちよく着ることができる制服を作ろうというメーカーの模索が見えてきました。(朝日新聞岡山総局・国米あなんだ)

「どれを選んでも大丈夫だよ」が理想

 学生服出荷額の全国シェアが、約7割を占める岡山県。岡山市に本社を置く業界大手の「トンボ」は、今年4月に千葉県柏市で開校する市立柏の葉中学校に、心と体の性が一致しないトランスジェンダーの生徒にも配慮した制服を納めます。

 「さまざまな思いを持つ方の選択肢を増やすことに意味がある。どれを選んでも大丈夫だよ、と伝えられるような社会になれば」とデザイナーの奥野あゆみさん(28)は期待を込めて語ります。

 制服の上着はブレザーで、下はスラックスとスカート、ネクタイとリボンはグレーと紺色の同じ柄で、性別に関係無く自由に選択できます。市の教育委員会によると、「トランスジェンダーだけでなく、だれでも自由に選べる制服がいい」という保護者や児童の提案を受けて採用が決まりました。
ネクタイとリボンは同じ柄。どちらを選んでもいい出典:トンボ提供

楽しく学校生活を送るためのものなのに…

 トンボがトランスジェンダーに対応した制服の検討を始めたのは2015年です。この年に、文部科学省が性的少数者の児童や生徒の学校生活に配慮を求める通知を出しました。公立の中学や高校から、トランスジェンダーの生徒も着ることができる制服について相談が増えたことに対応してのことでした。

 デザインをする上で参考にしたのは、当事者へのヒアリングで挙がった「男女共用のデザインなら抵抗がない」といった意見だと奥野さんは言います。

 男女で同じ色のチェック柄や、女子向けのスラックスなど、性差を感じさせない制服を研究。学校から相談があった場合に提案するほか、昨年の展示会には専用ブースを設置しました。

 奥野さんは、ヒアリングで「自認する性と別の制服を着るのが苦痛だった」という話を聞き「ショックだった」と話します。

 「快適に、楽しく学校生活を送るための制服で苦しんでいる人がいたというのは重い事実でした」

 問い合わせは徐々に増えており、「新設校やモデルチェンジを考えている学校での採用は増えていくのでは」と見ています。
トンボのデザイナー奥野あゆみさん
 ただし、男女差のない制服の認知度は高くありません。着用した生徒が不本意な形で目立つ恐れもあります。「本当に悩んでいる当事者の方が『バレてしまうかも』と不安になることもあるかもしれません」

 この課題ともつながるのですが、体が男性、心が女性の生徒のためのスカートやスラックスはまだできていません。

 「女性がズボンを履く姿は一般的になったけれど、今の状況では、男性がスカートを履いていると過剰に目立ってしまうのではないでしょうか……」

 見た目がスカートに近いスラックスもデザインしましたが、商品化には至っていません。「『制服らしさ』とのバランスに悩みます」と苦悩を語ります。
「ジェンダーレス制服」出典:トンボ提供

「かわいい」「かっこいい」という声にもこたえたい

 「かわいい」制服、「かっこいい」制服など、生徒たちにはデザインに「女性らしさ」や「男性らしさ」を希望する声も強くあり、その期待にも応えてきたいと話します。

 「トランスジェンダーの当事者にも、ユニセックスではなく自認する性に合った制服が着たいという思いがある。ユニセックスの制服を提案すれば終わり、という訳ではないと思います」
「ジェンダーレス制服」の展示出典:トンボ提供

当事者「押しつけ、息苦しかった」

 制服に対するこうした企業の動きは、トランスジェンダーの当事者も歓迎しています。

 「プラウド岡山」は、性的少数者の当事者たちの団体で、教員や保護者を対象に研修を開いています。そのメンバーで、岡山県内に住む高校2年生(17)は、性別に関係なく自由に選択できる制服が中学時代にあれば「制服を正しく着ることを楽しめたかも」と言います。

 体は女性だけれど、心の性は女性とも男性とも決められません。中学時代はスカートにリボンの制服で「女子生徒であることを押しつけられているようで息苦しかった」と語ります。ジャージーのズボンをはき、リボンを外して反抗していました。

 「先生の言うことを聞いて、素直にスカートの制服を着ればトラブルにならないのは分かっていたけどできなかった」と振り返ります。高校進学時に制服のない学校を選びました。今はファッションとしてスカートを楽しめるようになったと話します。
プラウド岡山が、岡山市教育委員会と作った冊子
 プラウド岡山のメンバーで、トランスジェンダーの会社員(25)は、制服メーカーの取り組みについて、「自分たちは経験を語って社会の理解を進めてもらうソフトのアプローチしかできない。企業が制服というハードを改革してくれるのは、すごく大切」と評価します。

 メーカーに招かれて、自分が高校生だった時の体験などを社員向けに話すこともあります。体は女性で、心は男性。当時はブレザーにリボン、スカートの制服を着ていました。「スカートをはいている自分がイヤで、ガラスや鏡に映る自分を見ないようにしていました」

リボンはずした瞬間、楽に

 校則は厳しく、リボンの着用は必須でしたが、ある日、地域の人から「夏にリボンをするのは暑そうでかわいそう」という声が学校に届き、着用が自由になったそうです。「自由って言われた瞬間にリボンを取りました。その瞬間に少し楽になった」と笑います。「リボンなんてちょっとしたこと。でもそのちょっとの我慢が苦しかった」
ノージェンダーユニフォーム出典:菅公学生服提供

「制服を廃止すればいい」ではない

 代表の鈴木富美子さん(54)にも話を聞きました。トランスジェンダーの生徒への配慮について話し合う機会があると、「制服を廃止すればいい」という意見が必ず出るそうです。

「多様性と制服って相いれない関係。私服を採用すれば解決するでしょ、という意見が出ます」

 ただ「当事者は制服を無くして欲しいと思っているわけじゃないんです」と鈴木さん。「自認する性に合った服が当たり前に着られる環境になることがゴールです」。

 いまの動きは、生徒だけでなく制服メーカーにとっても大切だといい「企業の危機感が、教育現場の意識改革を牽引してくれるのでは」と期待しています。
プラウド岡山の鈴木富美子代表
菅公学生服が2016年のソリューションフェアで展示した「ボーダレス」ユニフォーム出典:菅公学生服提供

宗教や体の障がい、さまざまな背景に合わせ

 その名も「ボーダーレス」と題した制服を、菅公学生服(本社・岡山市)も16年から展示会などで提案しています。

 男女共通のブレザー、体のラインが出ないふんわりとしたシャツ、女子向けのスラックス、ピンク色のシャツ……。トランスジェンダーへの配慮だけでなく、宗教上の理由で肌の露出などを避ける、イスラム教徒の生徒の増加を見据えたものです。
イスラム教徒の生徒に向けたデザインも出典:菅公学生服提供

姿勢を示すことから

 「性的少数者や、宗教、身体に障害がある人も含めて、様々な背景を持つ人が快適に着用できるデザインを考えています」と同社スクール学校提案課の川井正則課長(44)。

 デザインの研究は続いています。「今後は、当事者の意見や反応を調べながら検討していきたい」と川井さんは言います。
4月に開校する柏市立柏の葉中学校の制服出典:トンボ提供

 東京都の世田谷区教育委員会は、19年度の新入生向けの制服説明資料から、男女別の表記を無くす予定です。区教委の担当者は、こう話します。「多様性を尊重する姿勢を、示していきたい」

制服、性別関係なく選べます 千葉・柏の市立中学校

 千葉県柏市で4月に開校する市立柏の葉中学校が、性別に関係なく誰でも自由に選べる制服を導入する。「LGBT」など性的少数者にも配慮した制服で、保護者や子どもたちの意見も踏まえ、スラックスやスカートなどを自由に選べる制服の導入が決まった。

 市教育委員会によると、市立中学校の多くは男子が詰め襟の学生服、女子はセーラー服という。柏の葉中は市立中で初めて男女ともブレザーを採用。ブレザーは濃紺で、グレーにチェック柄のスラックスかスカートをはき、ネクタイかリボンをつける。

 「男子用」と「女子用」があり、女子用のブレザーやネクタイは細め。スラックスも女性の体形を考慮して作った。ただ、男子用と女子用のどちらを選んでもよく、スラックスかスカート、ネクタイかリボンなどの組み合わせも自由。夏はワイシャツとブラウスのほか、市立中では初めてとなるポロシャツをとり入れ、これらも自由に選べるようにした。

 柏の葉中の制服については、市教委が昨年9月、入学予定者がいる市立柏の葉小学校の全学年の保護者ら約500人にアンケートしたところ、9割近くが制服は必要との回答だったという。そこで10月、同小の保護者や6年生の男女の児童2人のほか、教員、地域住民、市教委職員ら12人で構成する「制服・校内服等検討委員会」を立ち上げ、制服が必要かや、導入する場合はどのような制服にするかなどを話し合うことになった。

 市教委は検討委の会合を前に、制服導入の判断材料として、性的少数者に関する資料をメンバーに配布。文部科学省が2016年4月に、性同一性障害などの児童生徒へのきめ細かな対応などを示した教職員向けの資料で、服装に配慮する内容も書かれていた。

 市教委学校教育課の担当者は「検討委員会の人たちがLGBTのことをどう理解し、資料をどう見ていたのかはわからないが、LGBTについて意見があった」と話す。保護者からは「性的少数の方に配慮できる制服が望ましい」といった声が出て、LGBTなどについて口頭で説明を受けた児童からは「ネクタイなどは男女共通でできるものがいい」などの意見があったという。

 性的少数者でなくても自由に選択できる制服を望む声も出された。保護者から「女性でもスカートが嫌な人がいる」「真冬にスカートは寒い。スラックスをはけたらいい」といった意見があったという。こうした意見を受け、誰でも自由に選べる制服の導入が決まり、業者には学生服などの衣料品メーカー「トンボ」が選ばれた。

 柏の葉中には現時点で88人が入学予定。市教委学校教育課の担当者は「制服を選択する幅が広がり、嫌な思いをしなくてすむ。自分にあったものを選べる」と話している。(上嶋紀雄)

     ◇

 LGBT レズビアン(女性の同性愛者)、ゲイ(男性の同性愛者)、バイセクシュアル(両性愛者)、トランスジェンダー(心と体の性が一致しない人)の英語の頭文字をとった言葉で、性的少数者に含まれる。電通が2015年に約7万人を対象に実施した調査で、7・6%(約13人に1人)が該当すると答えた。
朝日新聞より

にじの丘だより第5号

性別にとらわれず、制服を選択できるようになるのかな?



2019年2月5日火曜日

第6回ミュージシャン甲子園、エントリー!!



PSLMCは、第6回ミュージシャン甲子園にエントリーしました!!

初の大会入賞をめざし、がんばっています!!

バンド名:留年回避☆川上

ボーカル・ギター×2・ベース・ドラム・キーボードの5人編成です

演奏曲:ハッピーエンド
    瞬き      の2曲

会場:名古屋スクールオブミュージック&ダンス専門学校

応援よろしくお願いします!



PSLMCライブのお知らせ

PSLMCは、3月19日 保護者・OB感謝ライブを行います!! 開催日  2024年3月19日(火)19:00~20:30  会 場  愛三文化会館(大府市勤労文化会館)/くちなしホール   〒474-0056  愛知県大府市明成町1丁目330番地(JR 共和駅徒歩10分)  会...