祝辞
本日卒業を迎えられる6名の皆さん、おめでとうございます。
六年前、大きなランドセルを背負い、小学校に入学しました。
深川小学校では、勉強や遊びなどいろいろな活動に
一生懸命努力してきました。
そして本日、こんなにも大きく立派に成長したみなさんを見て、
とてもうれしく思います。
今日は、卒業式ですが深川小学校の全児童がいます。
そして愛する深川小学校の最後の年でもあります。
なので、今日はこれまでのお父さんお母さんがどのように
みなさんの深川小学校を思ってきたかという
お話をしたいと思います。
六年生のみなさんが一年生の時、当時の深川小学校は、
学区の選択制の影響があり多い年で半分以上の子どもたちが
深川小学校へ入学することがなく近隣の小学校へ
行ってしまいました。
とてもいい学校なのに年々子どもの数が減るので
さみしく感じました。
そこで、PTAでは、次の一年生は、学区に住んでいる子どもが
全員深川小学校に入学してくれたらいいなと
よく話し合っていました。
そしたらですね、なんとみんなのお父さんお母さんの
頑張りがあって、今の5年生は全員
深川小学校に入学してくれました!
何年ぶりの快挙でしょうか。
とてもうれしかったです。
しかし喜びもつかの間、小中一貫校の新設が発表され、
残念ながら再び半数が別の小学校へ行くという状況に
翌年戻ってしまいました。
選択制に続き、またしても地域の教育を守ろうという思いが、
瀬戸市によって壊されてしまいました。
本当に本当に残念でなりません。
多くのクラスで一けたとなり、
運動会もずい分さみしくなっていきました。
大好きな深川小学校がずっと残ってほしい、
そういう思いのお父さんお母さんは、
多かったように思いますが、
小中一貫校に対して反対というものでもありません。
時代に対応した教育も必要だからです。
みなさんに伝えたいこととしては、深川小学校では、
多くの、本当に多くのお父さんお母さんがみなさんの
通っている深川小学校が大好きで、
その小学校で活躍するみんなの姿を誇らしく思っている
ということです。
四月から新しい学校での生活が始まります。
新しい学校ではほかの小学校からも児童生徒が集まってきます。
ぜひ新しく知り合った人に、積極的に声をかけて、
たくさんの友達をつくってください。
大変なこともあるかと思いますが、みんなで助け合って
励まし合い、これからの道を進んでいってください。
応援しています。
さて、保護者の皆様、本日はお子様のご卒業、
誠におめでとうございます。
また、日頃よりPTA活動にご理解とご協力を
いただいていること、改めて深く感謝申し上げます。
最後に、校長先生はじめ職員の皆様、これまで、
子どもたちを温かくご指導くださったこと、
心から感謝申し上げます。誠にありがとうございました。
どうぞ今後とも変わらぬ愛情とご支援をいただきますよう
お願い申し上げまして、私の挨拶とさせていただきます。
令和二年三月十九日 PTA会長
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